「大浮世絵展」と「ラファエル前派展」

今日は朝から出かけるつもりでしたが、
娘を送り出した後、二度寝してしまい、
遅ーい朝食を食べてから、出かけました。

夫は、昨日私がプレゼントしたコーデュロイのシャツ(黒地に細かい花柄)
を早速来ていきました。



両国にある、江戸東京博物館でやっている
「大浮世絵展」。

最近行った美術館は、比較的空いていて、
そこそこゆったり見られたのに、
ここはすごい混雑!
どうやら、観光バスで大勢の団体がなだれ込んでいるようです…。

私が知らなかった様々な浮世絵や、
有名な北斎写楽の作品も展示してあって、
その見事な仕上がりにはびっくりです。
浮世絵師もすごいのだろうけど、
何よりも版を作った版画家がすごいと思いました!
それはそれは繊細な線や、細かい着物の模様なんかを
きれいに再現して写し取れるようにするんだから、すごい!!



その後、大江戸線で六本木に出て、とりあえず遅い昼食を
バーガーキングで。

私はチキンサンドで、夫はNYワッパ―を。
このワッパ―にはリンゴの焼いたのが入っているけど、
なかなかイケました!


午後のお目当ては、六本木ヒルズの前にある森ビルの美術館。
ちなみに、左下の蜘蛛のオブジェ?のあたりが
私が子供のころに住んでいたところです…多分。http://d.hatena.ne.jp/whitewitch/20120813


「ラファエル前派展」。

1848年英国で、ジョン・エヴァレット・ミレイ、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、
ウィリアム・ホルマン・ハントを中心とする若い作家たちが、ラファエロを規範とする
保守的なアカデミズムに対抗して、それ以前の初期ルネサンス美術に立ち返るべく
結成した「ラファエル前派兄弟団」。古典的な形式や慣例にとらわれない芸術運動は、
英国のアート界に始めは受け入れられなかったそうです。

なので、ラファエルの作品はありません。

上記の3人を始め、数人の若い芸術家たちとそのモデル、妻、愛人、さまざまな
人間関係も説明されていて、「狭い世界で活動してたんだな〜」ってびっくり。
画家によって、お気に入りのモデルや、奥さんや人妻がいたようで、
違う物語を描いた、同じ顔の絵がいくつもあります。

私が気に入ったのは、フィリップ・ハーモジェニズ・カルデロン
「破られた誓い」と言う作品。

手前の若い女性の苦悩とは裏腹に、
塀の向こうでは、彼女の恋人と思われる男性が、
他の女性と楽しそうに話しています。
ラファエル前派では、自然を丁寧に書くことも特徴の一つなので、
足元の草の中にはナスタチウムと思われる葉も。
塀のツタは永遠の愛情を、
男性が持つバラは愛情を、
足元の枯れた花や捨てられたネックレス?は
終わってしまった愛を表わしているのだとか。
私の好きな「秘密の花園」を思い出させるような美しい絵で、
とても印象に残る作品でした。

イギリスの画家ってそんなに有名な人はいないかと思っていたけど、
このラファエル前派は、私の好きなタイプの絵が多かったです。
つまりわかりやすくて美しい作品ってこと。
でもやっぱりフェルメールのような魅力には欠けるかも。



「ラファエル前派展」を見た後は、
雑貨ショップをいくつかのぞいたりしました。

夕食は、また両国に戻って、タイレストランへ。

メニューは少なめだったけど、
お値段もお手ごろで、うちの好みの味付けでした。


帰りはうちの近くまで来て、
久々にカラオケ行っちゃった!
娘の大学受験は、今日が最後なので
明日はもうお弁当作らなくていいから
好きなだけ寝ちゃおうっと!
あ、もう朝だ!