マッツォボール

「マッツォボール」って?
別に新しいスポーツではありません。
ユダヤ人の民族食で、スープに入れるすいとんのようなものです。

2009年にアメリカに行った時に、
ニューヨークで会った友達が連れて行ってくれたカフェで、
彼女が勧めてくれた「マッツォボールスープ」なるものを食べました。
鶏の半身が骨付きでドーンと入っているポトフのようなものでした。

野球のボールほどもあろうかという大きなマッツォボールが入っていて、
その見かけとは裏腹に、ふんわり優しい今までに食べたことのないような食感。
日本に帰ったらネットで調べてつくってみよう
…と思っていたのですが、
どこで調べても
「マッツォミール(パウダー)を使う」
って書いてあるので、その肝心のマッツォミールって何〜???

自分なりに適当に粉を混ぜて作ってみたりもしたけど、
ぜんぜん違う…。

ハワイに行った時もスーパーでマッツォミールを探したけど
売っていなかった…。

そんな折、ブログのお仲間の Yukalink さんが
お土産に買ってきて送ってくださったのです!


箱を見ると、原材料:小麦粉、水
となっています。…ん???
開けてみると、まるで粗挽きの小麦粉?オートミールみたい?
もしかして、道明寺粉みたいに一度火をとおしてあるのでしょうか?

とりあえず箱に書いてあるインストラクション通りに作ってみました。

分量の卵と水を入れるとドロドロです。
これを冷蔵庫に入れてしばらく置くと、
水分を吸って丸められるくらいに固くなります。

ゴルフボールくらいに丸めて茹でます。

茹でると二回りくらい大きくなりました。
用意しておいたスープに入れます。
鶏の大きな骨付き肉がなかったので、
とりあえず手羽中と野菜のスープにしました。




夕食。

アスパラガスとシメジのアーリオオーリオ
枝豆
豆腐サラダ
マッツォボールスープ

マッツォボールは、ニューヨークで食べたのとはちょっと違うけど、
かなり近い!
夫も「小麦粉なのに、魚肉ソーセージみたいな味と食感がする…。
すいとんとは全然違う!」
家族みんな、おいしく食べてくれました。

まだまだ粉はあるので、また作ってみます。
Yukalink さん、ありがとう!!