夫と新宿に出て、東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館へ。
「樹」をテーマに、
バルビゾン派から、
印象派、新印象派、フォービズムへと、
年代を追って、展示されていました。
テーマが樹だから、しょうがないのかも知れないけど、
特に前半のバルビゾン派のさまざまな画家の作品は、
いくら同じ時代とはいえ、
よくまあ、みんなで似たようなタッチの、
暗〜い絵を描いてたな〜って感心しました。
その後の印象派は、出るべくして出たのだと。
それほど混んでいないのは良かったんだけど、
展示作品の半分くらいは、
ガラスの入った額縁に入っていて、
角度なのか、照明のせいなのか、
まわりの様子が鏡のように写り混んじゃって、
見にくい見にくい…。
夫も一生懸命、かがんだり、近づいたり離れたり…。
もう少しなんとかならないのかな…。
夫も私も印象派は好きなので、
それなりに良かったけど、
「すごく好きな作品!」っていうのがなかったので、
あまり見応えはなかったです。
でも、常設の作品で、
東郷青児とグランマ・モーゼスの作品もおかれていました。
グランマ・モーゼスは、
私がちょうど中学で油絵を始めたころに、
「70歳を過ぎてから本格的に絵を描き始めて有名になった人」
だと知って、
その素朴で温かい雰囲気が好きな画家だったので、
じかに作品を観られて嬉しかったです。
おまけに、
もともと刺繍が得意だったモーゼスおばあちゃんは、
リウマチで針が持てなくなり、
絵を描き始めたのだそうです。
私も長生きしたら、また絵を描こうっと。
美術館を出て、
すぐ向かいにあるセンタービルのB1のレトロなカフェ「HAITI」で遅いランチ。
夫はドライカレー、
私が頼んだのは、
イカ墨ピラフとチキンのトマトソース。
デザートにグレープフルーツプリン。
普段はわざわざデザートは頼まないんだけど、
どんなものか興味があったし、
250円だったから食べてみました。
ちょっぴり酸味があったけど、
言われないとグレープフルーツが入っているとはわからない…。
その後、都庁のビルへ。
都庁の展望フロア。
海外や他県の友達が来ると連れてきたりするので、
何度か私は来ているけど、夫は初めて。
無料で高層ビルからの眺めが観られます。
南棟と北棟があり、
どちらかひとつにしか上がれない時もあるけど、
今日はどちらも大丈夫でした。
私達は北棟に上がりました。
天気がいいと、富士山もくっきり見えるのだけど、
あいにく今日はスッキリしません。
2枚目の右奥に写っているのはスカイツリーです。
この北側の展望フロアのレストラン、
カジュアルディナーが1500円くらいと、お手頃でした。
夜景を見ながらもいいかも。
降りてから、
隣の新宿中央公園を散歩しました。
日向は暑いくらいですが、
公園の木陰は涼しくて、
歩くのにはもってこいです。
自販機でお茶を買って、
ベンチで飲んだり…。
「久遠の像」
私は知らなかったのだけど、
狩りに出た太田道灌が雨にあって
出会った農家の少女に蓑を頼んだら
山吹の枝を差し出されて怒って帰った。
というお話だそうです。
「七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき」
と言う後拾遺集の兼明親王の歌があり、
蓑もないほど貧しいのだ、
と後になって家来に説明を聞いて太田道灌は恥入った、と言うことです。
夕食は、津田沼のワインバーみたいなお店「シソーノ」へ。
コースメニューを頼んだのだけど、
前菜の盛り合わせも盛りだくさんだし、
ピザもパリパリ、チーズがもっちりでおいしかったし、
スパゲティのシラスが山盛りでびっくり!
樽生のワインもおいしかったので、
また行きたいです。
夜は、娘がマーガレットのうちからスカイプ。
マーガレットや旦那様のデイビッド、
下の息子のアンドリューとも話せました。
娘は毎日マーガレットの働く小学校へ連れて行ってもらい、
2年生の子供達と遊んだり、ETMをしたり、
日本について話をしたりしたそうです。
子供達に「今度はいつ来てくれるの〜」
って言ってもらえたとすごく嬉しそうでした。
マーガレットのうちは、数年前に引っ越して、
後ろがすぐ川で、カヌー遊びもさせてもらったそうで、
スカイプで写る、おうちの様子もとっても綺麗で、
水色の壁や、優雅な階段の手すりがとっても素敵でした!
私も行きた〜い!!