カリフォルニア滞在の後半はベイカーズフィールドでのキャンプ。
キャンプと言っても、テントを張ってアウトドアを楽しむ訳ではなく、
大人も子供もETMやアートをしながら楽しく過ごすのです。
ベイカーズフィールドはロサンジェルスから車で2、3時間。
(多分)農業が中心産業の小さな町です。
デパートや高層ビルもない、
古き良きアメリカの雰囲気のある町です。
カリフォルニア州立大学のキャンパスで開かれたキャンプで、
日本からの参加者はホームステイをする人と、
大学内の寮に宿泊する人にわかれました。
アメリカ人の偉いなって思うところは、
気軽にホストとなって、自宅に人を招くところです。
みんなで料理等を持ちこんで、あっという間にパーティを開くし、
パーティやホームステイで自宅に来た人に、
家の中や、戸棚、冷蔵庫など、オープンに開放します。
呼ばれた人も慣れたもので、チャッチャとキッチンで準備や片づけをします。
日本で海外からの留学生等をホームステイさせた家庭では
「勝手に冷蔵庫を開けられた」とか
「おいてあった果物やジュースを食べたり飲んだりされた」
などと憤慨される話を聞いたりしましたが、
アメリカ人にとっては「ホームステイ」と言うのは
我が家のように寛ぐことなのでしょう。
特別に広い家に住んでいなくても、
「リビングのソファーでもよければ是非泊って!」と、
友達を暖かく迎えてくれます。
日本ではそんなに狭い家でもないのに、
なかなか人を招いたり、泊めたりしない人が多いような気がします。
(多分呼ばれる方も、気を遣いすぎるところがあるのだと思うけど)
家が広い狭いの問題ではなく、
招いてあげたい、あげたくないという心もち次第の気がするのですが…。
寮に住むことは結構お金がかかるので、
若い参加者が優先的に、ホームステイ先が決まりました。
うちの娘とLAちゃんもエレインから、
「あなたたち、ベッドをシェアしてもいいくらいの仲良し?」と聞かれ、
ホームステイをさせてもらうことになりました。
エレインはコロキアムが始まる前の会議中に、
前に座っていた人の椅子が足に乗ってしまい、足の甲を骨折、
コロキアムでは最初の数日は欠席し、
その後はびっこをひきながらの参加でした。
それなのにホームステイを引き受け、
キャンプの主催者としてリーダーも務め、
つらそうな顔も見せずにいつもニコニコとまわりを気遣っていました。
もうお仕事も引退するようなお年なのに、すごいパワー!
コロキアムではオブザベーションで見学した子供たちくらいしか
見ることができなくて、
人数も多かったので全員の名前や顔は覚えられなかったけど、
キャンプは、年齢別に遊ぶ時間と、
全員(60人くらい?)で遊ぶ時間もたっぷりあるので、
みんなの顔と名前を(ほぼ)覚えられます。
私は工作や手芸も大好きなので、アートの時間も毎日楽しみでした!
それに、サンタバーバラでは車がないとどこにも行けない状態だったので
とても不便だったけど、
ベイカーズフィールドは、10分くらい歩けば、
スーパーやレストランもあったので、
気分的にも楽でした。
それにしても、どうしてアメリカって、道路から何百メートルも離れたところに
大学の校舎や寮を建てるのでしょう?
車のガソリンだってもったいない気がするのだけど。
寮からスーパーまで、何もない(空き地)にも関わらず、
1キロ近く歩かなくてはなりません。
ルームメートだったキムなんか、最後の晩に夜中にスーパーに行って
どこをどう迷ったのか、明け方の4時ごろ帰ってきました!
それも山のように買った物をスーパーのカートに入れて押しながら帰ってきたので
大学の守衛さんに怒られたそうです。
いくらのどかな田舎町だからって危ないよ〜!
夕食。
枝豆
カプレーゼ(夫作)
茄子とオクラのチーズ焼き
えのきと春雨のスープ
きゅうりの糠漬け
手羽中のニンニク塩麹オーブン焼き
デザートはプリン。
ちょっと柔らかすぎて背が低くなっちゃった!