娘がアメリカで得たもの

アメリカで過ごした間に書きそこなったことをいくつか
覚書として残しておきたいと思います。
何せ、サンタバーバラではルームメイトが早寝すぎて
パソコンに向かう時間がほとんどなかったし、
その他の日も、いつも一人じゃなかったので、
なかなかパソコンに向かう時間がありませんでした。


前半の1週間はコロキアムと言われるセミナーのようなものに参加していました。
全米はもちろん、カナダからの参加者もいて、
ETM初心者からベテランまで、
大学の単位として受けに来ている学生や社会人学生、
もう何十年もETMをとりいれている先生方、
そしてその家族、子供たち。

アメリカに行く前から、日本のETMの友達の一人からは
アカデミックな事が苦手な私を心配して
「白魔女さん、コロキアムは遊びに行く所じゃないんだからね!
みんな朝からびっしり勉強するために行くのよ。
カナダのコースやキャンプとはぜんぜん違うからね!」
って釘を刺されていたのです。
(2005年と2007年にカナダのETMに参加した時は楽しかったので。)
確かに脳科学だの、心理学だの、大脳生理学だの難しいお話もありましたが、
実際にETMを使って子供たちと接する様子を見学し(オブザベーション)、
そこで起きたことに関してディスカッションする場もあったり、
さまざまなニーズにこたえてくれるセミナー(カフェ)もあったり、
勉強嫌いの私でも、十分楽しめたし、結果的に勉強になりました。

日本のETMの運営委員として、アメリカ側と交渉したいこともあり、
運営委員会で提案していたのですが、
交渉すること自体に賛否両論あった(TPPか!?)のですが、
日本の代表者とランディが話し合ってくれて、上手くいったので
それもホッとしました。


でも何よりも、参加して一番良かったこと、嬉しかったことは、
娘がチャイルドケアで、とてもいい経験をしたことです。

3歳から18歳まで50人近い子供たちを、
2、3人の大人と、LAちゃんとうちの娘YKと日本人のお母さん二人が
チャイルドケアとして担当しました。
娘は小学生以上の子供たちの担当となりましたが、
実は以前、カナダに連れて行ったとき、
マーガレットの当時3歳だった息子にかなりてこずったことがあり、
言葉のハンデもあるし、子供たちと仲良くなれるのかとても心配でした。

でも蓋を開けてみたら、小さい子からティーンエージャーまで、
男の子も女の子も、聡明な子も、自閉症や脳に障害のある子も、
どの子どもたちとも仲良く楽しそうに遊んだり、お世話をできたようです。
たまたま数日たった後に、私が友達になったアメリカ人の先生達に
YKが私の娘だということがわかると、
「うちの息子がYKのこと大好きだって話してたの〜!」とか、
「YKはあなたの娘だったの?あなた上手に育てたわね〜!」と
いろいろな人が絶賛してくれました。
私よりもたくさんお友達もできたようです。
今ではフェイスブックという強い味方もあるので、
離れていても、筆まめじゃなくても、繋がっていられます。
それに、ETMのいいところは、毎年コロキアムに来る
先生家族も多いことです。
また頑張って会いに行けるといいね!

申込時にはまだ高校3年生で、
コロキアムに参加するときは、大学生になっているはずで、
「大学生になったらバイトして、自分の分は自分で稼ぐからね!」
って言っていた娘ですが、浪人生となってしまい
アメリカ行きも迷いましたが、
たくさんの貴重な経験をして、得難い宝物を手にしたと思います。








今日は、義父の7回忌で、午後にはうちでお坊さんに来ていただいて法要をし、
その後、お墓参りをしてから、義妹家族と食事に出かけました。


アメリカで結構長時間履いていてもぜんぜん足が疲れず、
痛くもならなかったので気に入っていたサンダル。
アナハイムでも一日中それを履いて買い物に行っていました。
なのに、日本ではたった10分ほどの道を歩いただけで靴ずれ…痛〜!
湿気で汗をかくから?なかなか合う靴が見つからない訳だ…。