親子の愛情



あるブログ友の方が、
旦那様が二人いるお子さんの上の子ばかりかわいがる、
と悩んでおられました。


私が子供のころ、私の親も一人だけひいきしていたと思います。
ほとんどの人がそういう感じを親から受けたりしていないでしょうか?
…私だけ???


私の母は6歳違いの弟ばかり可愛がっていました。
反対に父は私ばかりを可愛がっていました。

母は私にはなにかにつけて「女の子なんだから」と
洗濯しなさいとか、お皿洗いなさいとか
小学校1年生のころからいろいろ家事をさせたのに
弟には大人になってもほとんどやらせなかった。
…弟はプー太郎してる時はさすがに皿くらいは洗ってたけど…。

私が小学校2、3年生くらいの時に、
同居していた祖父(母にとっては舅)とけんかした母は
弟だけおんぶして家を出て行っちゃった時があって
…多分30分か1時間くらいで帰ってきたけど…
その間、私は不安で見捨てられたように感じたのでした。
ママは弟だけが大事なんだ…と。
大人になってからも(まだ私が独身の時)
父が弟の事で心配事があって私に相談するので
「こうした方がいいんじゃない?」って私が言うと、
「いずれうちをでていくあなたが口出すことじゃない!」
とか母に言われて泣いちゃったこともありました。

でも、いつも父が味方してくれたから救われました。
父は私のすることをいつも応援してくれて、
私に対する愛情をためらわずに示してくれました。
母にとっては弟の方が可愛いのはわかっていたけど
父のおかげで許せました。
弟だって、父が自分よりお姉ちゃんの方を大事にしてるって
思っていたと思います。

父が癌になって何年も体調を崩していた時、
私は結婚、妊娠、出産と自分の事で精いっぱいで、
ほとんど何もしてあげられなかったけど、
家にいた弟はいろいろと介護をしてくれました。
父も感謝していたと思います。

父が亡くなって、
母もどんどん年をとってきて
弟は結婚する気配もないし、
何年か失業してたりしていわゆる母の年金にパラサイトしてたりして
私も留学時代の学費の返済という形でずいぶん仕送りしたので
亡くなる前の数年間は私の事も頼りにしてくれたみたいです。
病院に付き添ったり、お昼を作りにいったりすると
子供のころは何をやっても
(父とは違って)褒めてくれなかったような気がしたけど、
「お姉ちゃん(私の事)が作ってくれるお昼おいしい」とか
「子供育てるのお金かかるのに、お金入れてくれて助かる」とか
いつも感謝の言葉を口にしてくれるようになりました。

弟も私も
「自分だって親の役にたてるんだよ」
って見せたかったのかも…。



私と夫だって息子と娘に対して
全く同じだけ愛情かけてるとは言えないかもしれません。
息子はもう何年もずっと「愛情うざい」光線を発射しまくっているので、
迂闊に近寄ることもできません。
どうしても娘の方が可愛げもあるし、
一緒にいることも多くなる。
二人とも愛してるけど、
同じようには扱えない。


でもいつか分かってもらえる日がくると期待しています。
願わくば生きているうちに…!


私が尊敬する子育てベテランの友達も
「親が子供を(一時的に)ひいきすることは大事なこと」
だと言っています。それによって
「自分は特別な存在なんだ、愛されてるんだ」
って感じるんだそうです。
10人兄弟とかのおうちでも、たとえ週に1回、月に1回でもいいから
ママと二人きりの時間、とか
パパと二人で何かをする時間があるといいそうです。
二人子供がいたらぴったり同じだけの愛情を持てなくても、
それでもあなたは特別な大切な子供なんだと
わかってもらえればいいんだと思います。





夕食の写真、撮り忘れちゃった!
今日は火曜日なので義母がつくってくれました。
お漬物、根菜の煮物、鯖の塩焼き、カボチャの煮つけでした。

写真は簡易温室のラディッシュ
おととしの種の残りだし、
今シーズンは種を巻くのが遅くなったから
心配してたけど、ちゃんと芽が出た!
寒いから20日じゃ無理かもしれないけど、
冬の食卓を彩ってくれるでしょう。