山種美術館「速水御舟」から新国立美術館

昼過ぎまでのんびりして、
午後から出かけて、
最初に、広尾の山種美術館速水御舟展へ。

「炎舞」は、暗い小さな部屋に展示されていて、
ひときわ幻想的だったけど、
いかんせん、けっこうな混み具合で、
ひといきれにかなりぐったり。


外は暗くなっちゃったけど、
そのまま歩いて、六本木の国立新美術館のダリ展へ。
土曜日は、六時半まで入館できるのです。
でも、行ってみたら、入場するのにすら長蛇の列で、
入るのに30分待ちだとか。


夫も私も、絵画を見るのが好きだけど、
この数年、都内の美術館の混みように
私はいささかうんざりしています。
特に、著名な芸術家展や
大きな美術館の混み方はひどい。
好きな作品を観る喜びよりも、
人ごみの息苦しさや、
ゆっくり鑑賞できない悔しさの方が、
勝ってしまうのです。
夫は私と違って、背が高いからいいけど、
背の低い私は、人ごみの隙間から作品を観るのも大変!

夫婦ふたりで、一緒に出かけて、同じ物を観て、
それについて話したりするのは、
とてもいい事だと思って
何年も我慢してきたけど、
混んでいる時、私は逃げるように通り抜けるだけだし、

「もうこれからは、都内の大きな美術館には
ダーリンひとりで行ってくれない?」

って、夫に頼んでしまいました。

いつもいつも奥さんと一緒にいたい夫は
ちょっとご機嫌斜めになりましたが、
「ダーリンだって、
ETMには一緒に来ないじゃない?
二人でいつも同じことしなくたっていいでしょ?
私がETMに行っている間に
美術館に行けばちょうどいいんじゃない?」


夫は納得してくれたのか、
ダリ展もひとりで行ってくれて、
私はロビーでゆっくり本を読んで、待ってました。







夜は、以前ランチで入ったことのある、タイレストランへ。
テラスにビニールを張っただけの席だったけど、
暖かい夜だったので、辛いタイ料理を食べるのにはちょうどいい感じ。


六本木の町は、クリスマスのイルミネーションがきれいだったけど、
たくさん歩いて靴擦れしちゃった私は、
ゆっくり見て歩く気になれず、
そのまま地下鉄に乗って帰ってきました。








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